ESXi と Host Client のバージョンの組み合わせ


vSphere 6.5 から遂に vSphere Client (C# クライアント) が廃止になりました。これにより、HTML5 ベースで実装された Host Client がサポートされる唯一の ESXi 向けのクライアントとなります。Host Client は、VMware の R&D のお試しソフトウェアを公開するサイト Flings で最初公開されました。その後、版を重ね ESXi 6.0U2 で初めて製品に組み込まれ、ESXi 6.5 では GA から標準のクライアントとなりました。そして ESXi 5.5 Patch 08 から、遂に 5.5 系統でも Host Client が含まれるようになりました。

ESXi 5.5, 6.0 では継続して vSphere Client (C#) を利用することが出来ます。

Host Client は、vSphere Client の完全な置き換え、すなわち、vSphere Client の機能を全て移植するものではありません。ESXi を単体で操作するのに必要十分な vSphere Client の機能や、 vSphere Client には無かったが Host Client にはある便利機能が追加されていたりします。仮想マシンのログファイル (vmware.log) の参照などは、その際足る例となります。

小ネタ

Host Client は ESXi 上の Web Application として実装され、hostd、および、多くの JavaScript から実装されています。これは ESXi の /usr/lib/vmware/hostd/docroot/ui の中身や、Host Client の画面のソースから確認することができます。

ESXi 6.5 の場合、ESXi への HTTP(S) アクセスは、リバース プロキシ rhttpproxy で受けられ /etc/vmware/rhttpproxy/endpoints.conf に従い ESXi 内部でフォワードされます。endpoints.conf には Host Client のパスである /ui がないため、/ が適用されます。ポート 8309 は hostd のワーカーが開いており、これが HTTP(S) のリクエストを捌きます。

C# -> HTML5

ESX/ESXi も誕生から 10 年以上が経ちますが、痛みを伴いながらも技術の移り変わりに追随しているところに好感を持つことが出来ます。たまに時代を読み間違えてしまうこともありますが…Orz (Fle? etc。今後は Flex をベースとした vSphere Web Client が、HTML5 をベースとした vSphere Client に移り変わっていきます。この HTML 5 ベースの vSphere Client は、Anglar 2 をベースとした VMware 謹製のライブラリ Clarity System Design をベースとしています。すでに vRealize Log Insight が Clarity ベースに移行したように、今後 Host Client も緩やかに Clarity に移行すると良いな、と思う次第であります。

最後に、各 ESXi バージョンのビルドと Host Client のバージョン/ビルドを並べてみました。…結構バラバラなのと、ESXi 6.5 EP01 は何かミスったかしらと疑わしい感がありますが、ESXi のバージョンによって Host Client で出来ることが異なっている !! という場合には、Host Client の総本山 Flings のサイトの Changelog を参照して頂ければ、正確ではありませんが大まかな機能差分を確認することができます。

以下に、ESXi と Host Client のバージョンの組み合わせを列挙します。

ESXi 6.5

DateUPEPESXi BuildHost Client VersionHost Client Build
2016/11/15GA46025871.8.04516221
2017/02/020148873701.8.04516221
2017/03/140151468461.15.05069532
2017/03/2801a52245291.15.05069532
2017/04/180253105381.18.05270848

ESXi 6.0

DateUPEPESXi BuildHost Client VersionHost Client Build
2015/03/12GA2494585
2015/04/09012615704
2015/05/14022715440
2015/07/07012809209
2015/09/10U13029758
2015/10/06033073146
2015/11/25043247720
2016/01/07023380124
2016/02/23053568940
2016/03/15U236207591.0.03617585
2016/05/120638258891.0.03617585
2016/08/040341922381.4.03959074
2016/10/170745108221.4.03959074
2016/11/220446009441.9.04392584
2017/02/24U350505931.14.04940836
2017/03/2807a52249341.14.04940836

ESXi 5.5

DateUPEPESXi BuildHost Client VersionHost Client Build
2013/12/22GA1331820
2013/12/22011474526
2014/03/11U11623387
2014/04/19021746018
2014/04/19031746974
2014/06/10041881737
2014/07/01021892794
2014/09/09U22068190
2014/10/15032143827
2014/12/02052302651
2015/01/27042403361
2015/02/05062456374
2015/04/07072638301
2015/05/08052718055
2015/09/16U33029944
2015/10/06U3a083116895
2015/12/08U3b073248547
2016/01/04093343343
2016/02/21103568722
2016/08/040841796331.2.03845898
2016/09/150943458131.8.04277191
2016/12/201047227661.12.04722375
2017/03/281152306351.12.04722375

Flings

DateFlingHost Client VersionHost Client Build
10.1.02976804
20.1.03023372
30.1.0
40.1.0
50.1.03530804
2016/03/0460.6.03623722
2016/04/0471.1.03731936
2016/05/0281.3.03841871
2016/06/0691.5.03976049
2016/07/28101.7.04186463
2016/08/0210.11.7.14215448
2016/09/09111.8.14355717
2016/09/16121.9.14393350
2016/10/06131.10.04478863
2016/10/1013.11.10.14493986
2016/12/09141.13.04762574
2017/01/27151.16.04974903
2017/03/20161.17.05214684

参照

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